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古典の日推進フォーラム2012

法制化後、初の「古典の日推進フォーラム2012」を開催いたしました!

  木々の葉も色づき始め、秋本番を迎えた11月1日、当委員会のメインイベントである「古典の日推進フォーラム2012」を左京区宝ヶ池の国立京都国際会館にて開催いたしました。11月1日を「古典の日」とする法律の制定後、初の開催となり、2,000名ものお客様にご来場いただきました。
  第1部は、「先人の叡智の結晶である古典を次代へ」の気持ちを込め、田中旭泉さん、お子さんの酒井むいさん(9歳)、酒井自然くん(7歳)親子3人による筑前琵琶演奏「那須與市」でスタート。若武者與市が扇を射落とす場面を力強く、伸び伸びと弾き語り、会場の皆さんからは大きな拍手が送られました
  その後、式典へと続き、よびかけ人の千玄室さん、瀬戸内寂聴さんより、2008年の源氏物語千年紀以来の思いを感慨深くお話しいただきました。そして、村田純一会長、ご来賓の近藤誠一文化庁長官のご挨拶の後、よびかけ人の芳賀徹さんが、「古典の日に関する法律」が成立されるまでの経緯や、法律文の内容を丁寧に解説されました。
  続いては、第4回「古典の日」記念朗読コンテストの表彰式。今年は、応募作品278の中から、9名の方が受賞されました。新たに設けられた審査員特別賞の受賞者の一人、秋成俊子さんは御年85歳。今回のコンテストの最年長応募者でした。
  表彰式の後、大賞受賞の箕面自由学園高校3年生の加藤広祐さん(中学・高校生部門)より『伊勢物語 9段』、神奈川県の松原あかねさん(一般部門)より『平家物語「巻第11 先帝身投」』をご披露いただき、生き生きとした情景を伝える朗読は会場からの感嘆を誘いました。
  第1部の最後は、新井満さんより、「古典の楽しい味わい方」をテーマに、朗読コンテストの審査講評と、ご自身の歌唱・朗読「万葉恋歌 ああ、君待つと」をご披露いただきました。「万葉集」の恋歌が、千年の時を超え、21世紀のラブソングとして蘇り、現代の私たちの心にも響きました。
  第2部は、作家・五木寛之さんに「生きている古典」と題してご講演いただきました。
「古くて値打ちのあるものだけが古典として扱われているのではなく、不運にも失われたり、忘れられてしまった作品も山ほどある。また、古典だからといって必ずしも立派なものとは限らず、今の時代においても感動を得られるかには疑問のあるものもある。古典という肩書きに惑わされず、本物の古典を自分の目で見出すこと、そして、古典作品が書かれたときの時代を想像し、その時代の人の心持ちになって読むことが大切」と語られ、高校時代のエピソードを交えながら、自分の古典を50冊リストアップすること、また、現代の作品の中から未来の古典となるべきものを自分のために50冊リストアップすることを勧められました。
  また、朗読コンテストに触れながら、古典作品が本来口承で伝えられていることから、音読の大切さを説かれ、何千年たってもなお現代人の心に訴えかけてくる古典の力について改めて考えさせられました。
 そして、フォーラムの最後は、金剛永謹氏、金剛龍謹氏による半能「石橋 和合連獅子」。
  「古典の日」の法制化を祝し、能の中で最も勇壮にして豪華、祝典にふさわしいとされている演目をお送りしました。今回は能の後半だけを演じる半能という形の上演でしたが、ステージ上に設けられた能舞台では紅白の獅子2頭が勇壮華麗に舞い、華やかなフィナーレとなりました。会場は大きな拍手に包まれ、盛況のうちに閉会いたしました。
  今年は、過去最高の6,300通ものご応募をいただき、感謝申し上げますとともに、残念ながら選に漏れた多くの皆さまに深くお詫び申し上げます。
  また、当日は満席の状態となり、一部のお客様にはご不便をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。今後の運営につきまして諸事改善してまいりたいと存じますので、今後とも古典の日推進委員会をご支援くださいますよう、お願い申し上げます。

「古典の日推進フォーラム2012」会場風景

※画像をクリックすると大きい画像が表示されます。

当日プログラム

○総合司会:中川 緑さん(NHK京都放送局)
中川 緑さん(NHK京都放送局)

【第1部】

○筑前琵琶「那須與市」:田中旭泉さん(筑前琵琶奏者)、酒井むいさん、酒井自然くん
○挨拶
千 玄室さん(よびかけ人)瀬戸内寂聴さん(よびかけ人)
村田純一古典の日推進委員会会長近藤誠一文化庁長官(来賓)
○「古典の日に関する法律」制定のご報告:芳賀 徹さん(よびかけ人)
○第4回「古典の日」記念朗読コンテスト表彰式
<表彰式>
<大賞受賞者による朗読>
加藤広祐さん(中学・高校生部門)松原あかねさん(一般部門)
<審査講評と朗読・歌唱>:新井 満さん(作家、作詞・作曲家)

【第2部】

○講演「生きている古典」:五木寛之さん(作家)
○半能「石橋 和合連獅子」:金剛永謹さん(金剛龍二十六世宗家)、金剛龍謹さん(金剛龍若宗家)

古典の日推進フォーラム2012

日  時:平成24年11月1日(木) 13時30分〜16時30分(開場 12時30分)
場  所:国立京都国際会館 メインホール(京都市左京区宝ヶ池)
(地下鉄烏丸線「国際会館」駅下車 出入口4−2番から徒歩5分)
開催内容
・筑前琵琶演奏「那須與一」 
 田中 旭泉(筑前琵琶奏者)、酒井 むい、酒井 自然
・第4回「古典の日」記念朗読コンテスト表彰式
 表彰式及び大賞受賞者による作品朗読(一般及び中学・高校生部門)
 審査講評     
 新井 満(審査委員長、作家・作詞作曲家)
・講演「生きている古典」
 五木 寛之(作家)
・半能「石橋 和合連獅子」
 金剛 永謹(金剛流二十六世宗家)、金剛 龍謹(金剛流若宗家)
*順不同・敬称略
*プログラムは予告なしに変更する場合がございます
主  催:古典の日推進委員会
 共  催:NHK京都放送局
 特別協賛:京都仏教会

チラシPDFファイル(1.14MB)

募集要項

たくさんのご応募ありがとうございました。募集は締め切りました。

【入 場 料】無料 (自由席)
【定  員】1,500名 *応募多数の場合は抽選
【応募締切】平成24年9月28日(金)必着
【応募方法】郵便往復はがき *1通につき2名様まで応募可
【記入方法】

※画像をクリックすると拡大表示できます。

抽選結果の通知については、10月上旬を予定しております。
当選された方は、当日「入場券」(返信はがき)を必ずご持参ください。
(1名様でご応募の場合、2名様での入場はできません。)
【そ の 他】
1.次の場合は応募が無効となりますので、ご注意ください。
・郵便往復はがき以外での応募 ・記入漏れ、記載不備 ・重複応募
・1通につき、3名以上の応募 ・応募締切日を過ぎたもの
2.会場へは、地下鉄、市バス等、公共交通機関をご利用ください。
3.応募時にご記入いただいた個人情報につきましては、古典の日推進委員会の事業のご案内や各種連絡の目的にのみ使用いたします。
4.応募方法等、お問合せは、古典の日推進委員会までお願いいたします。