派遣社員・契約社員の方がカードローンで借りるコツ

派遣社員、契約社員でもカードローンでお金を借りている人は大勢います。
こういった利用者さんは当然カードローン審査をクリアしたということなので、消費者金融や銀行は派遣社員・契約社員を審査NGにしていないということになります。
この記事では、派遣社員・契約社員の方がカードローンの審査に通りやすくするコツなどをご紹介しています。
派遣社員・契約社員の方におすすめのカードローンも紹介しますので、申し込みをする前にぜひ読んでおいて下さいね。
「派遣社員・契約社員だからカードローン審査に通らない」は間違い
カードローン審査において重要なことは、「安定した収入があること」です。
また、カードローンの審査は信用情報と属性を総合的に見ていきますので、派遣社員・契約社員だからという理由だけで審査落ちすることはありません。
カードローン会社は派遣社員・契約社員NGにしてない
実際に各カードローンの貸付対象者を確認してみましょう。
プロミス
年齢:年齢18歳以上74歳以下※
本人に安定した収入があること。
アルバイト・パート・派遣社員・契約社員の方も、現在仕事をしている主婦、学生でも審査可能。
※申込時の年齢が18歳および19歳の場合は収入証明書類の提出が必須。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込不可。
30日間無利息・即日融資可能
24時間365申込可
アコム
年齢:20歳以上
安定した収入と返済能力を有する方で、アコムの基準を満たすこと
Q&Aページの「契約社員や派遣社員だとお金が借りられないの?」という問いに対して、「契約社員や派遣社員でも、20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方であればご契約いただけます。」との回答があります。
アイフル
年齢:満20歳以上69歳
定期的な収入と返済能力を有する「給与所得者、自営業者、パート・アルバイト、派遣・出向・嘱託社員、主婦(専業主婦除く)、学生」の方で、アイフルの基準を満たすこと。
SMBCモビット
年齢:満20歳以上74歳以下
安定した収入があり、SMBCモビットの基準を満たす人。アルバイト、パート、自営業の方も利用可能。収入が年金のみの方は申込不可。
レイク
年齢:満20歳以上70歳以下
安定した収入のある方(パート・アルバイトで収入のある方も可)
「よくあるご質問」ページの「派遣社員でも利用できますか?」という質問に対して「派遣社員の方でもお勤め先と勤務状況が安定しているお客さまであればお申込みいただけます。
お勤め先が登録のみ・短期派遣などの場合には、お申込みいただけない場合がございますのでご了承ください。」と回答があります。
ノーローン
年齢:安定した収入のある方であれば、年齢を問わず申し込み可能
ノーローンの基準を満たす人。パート、アルバイト、主婦の方でも安定した収入があれば申込み可能です。
よくあるご質問の「アルバイトや派遣社員でもキャッシングできますか?」という問いに対して「一定の収入がある方であれば、アルバイトや派遣社員といった勤務形態を問わずお申込みいただけます。ただし審査の結果、ご希望に沿えない場合もございます。」との回答があります。
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック
年齢:年齢が満20歳以上65歳未満
国内に居住する個人のお客さまで、保証会社(アコム㈱)の保証を受けられること。
原則安定した収入があること。
三井住友銀行カードローン
年齢:満20歳以上、満69歳以下の方
原則安定した収入があること。
三井住友銀行指定の保証会社(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)の保証を受けられる人。
使いみちが事業性資金以外の人。
みずほ銀行カードローン
年齢:契約時の年齢が満 20 歳以上満 66 歳未満
安定かつ継続した収入の見込めること。
保証会社の保証を受けられること。
住信SBIネット銀行カードローン
年齢:20歳以上65歳以下
安定・継続した収入があること。
保証会社の保証を受けられること。
住信SBIネット銀行口座を保有していること。
楽天銀行カードローン
年齢:満年齢20歳以上62歳以下。但し、パート・アルバイトの方、及び専業主婦の方は60歳以下
日本国内に居住している方(外国籍の方は、永住権または特別永住権を持っている人)
勤めの方で毎月安定した定期収入のある人、または専業主婦の方。(専業主婦の利用限度額は50万円)
楽天カード株式会社または株式会社セディナの保証を受けることができる人。
じぶん銀行カードローン
年齢:契約時の年齢が満20歳以上70歳未満
安定継続した収入のある人(自営、パート、アルバイトを含みます)
保証会社であるアコム(株)の保証を受けられること
よくあるご質問ページの「派遣社員ですが、申込みはできますか?」という問いに「安定継続した収入があればお申込みいただけます。ただし、当行所定の審査結果によってご要望に沿いかねる場合があります。」との回答があります。
派遣社員・契約社員のカードローン 年収が低くても大丈夫?
年収は審査項目のひとつですが、年収が低いことのみが理由でカードローンの審査落ちすることはありません。
ただし、限度額は返済能力に見合った金額になるので、年収が低い「派遣社員・契約社員」の場合は限度額が低くなってしまうことがあります。
また、消費者金融の場合、限度額は総量規制内となり年収の3分の1以上を借りることができません。
年収が270万円の契約社員なら、90万円以上の借り入れは不可です。すでに他社からの借り入れがある場合、合計して90万円までとなります。
派遣社員・契約社員のカードローン申し込み方法
派遣社員・契約社員の方がカードローンに申し込む際に迷いがちなこと、やってはいけないことなどを解説します。
カードローンの審査通過を目指すためにも、派遣社員・契約社員の方はぜひ読んでみて下さいね。
勤務先は派遣会社、契約している会社にすること
カードローンの申し込みでは、必ず勤務先を記入しなければいけません。
このとき書く勤務先は、派遣先ではなく登録をしている派遣会社で、電話番号も派遣会社の番号を記入します。
派遣社員・契約社員で出向先に常駐しているような場合も自社の社名、電話番号を記入してください。
派遣先、出向先の会社の方が規模が大きくて知名度が高いからこちらを書きたい・・・と思う場合もあると思いますが、必ず自分が勤めている会社名を書いて下さい。
短期の派遣社員はどうなる?
もともと短期契約の場合は安定した収入という面でとても不利ですが、今現在やっているお仕事が短期契約の派遣しかない場合は正直に書くしかありません。
勤続年数が短い派遣社員の場合は?
派遣社員さんで勤続年数が短いということは、
・派遣登録をしてから間もない場合
・新しい勤務先に派遣されてから間もない場合
が考えられます。
派遣社員さんの勤続年数は、「今登録している派遣会社に勤めてからの勤続年数」になるので、登録元が変わっていなければ、派遣先がいくら変わっても勤続年数は引き継がれます。
⇒派遣先が何度変わっても勤続年数は3年
逆に派遣登録をしてから間もない場合は、その勤続年数を書く必要があります。
⇒勤続年数は2か月
あまりないパターンだと思いますが、派遣先は同じままで、もっと条件の良い派遣元に横移動したような場合は、派遣登録元を変えてからの年数が勤続年数になります。
出向型の契約社員さんも同じで、現在の出向先に在籍している年数ではなく、自社に入社してからの年数が勤続年数になります。
勤続年数は「安定した収入・返済能力」に強く結びつく項目なので、長ければ長いほど有利です。
あまりにも短い場合は最低でも半年以上経過してからカードローン申し込みをした方が審査通過率が上がるでしょう。
派遣社員・契約社員の在籍確認はどうなる?
派遣社員・契約社員の在籍確認は、基本的に派遣会社・契約会社に「田中と申しますが、●●(あなた)さんはいらっしゃいますか?」という感じで、個人名で電話がかかってきます。
しかし、自社に電話があっても派遣社員さんは出られないでしょうし、契約社員さんも出向中なら出ることができませんよね。
単純に外出しているとき、出張中なども電話には出られませんし、自動契約機(無人契約機)から申し込んだ場合も絶対に電話に出ることはできません。
他にも様々な問題が考えられます。
・個人情報なのでお答えできませんと拒否されることがある。
・自社に常駐していない社員に、個人名で電話があることそのものが不自然。
勤務先に不自然に思われないために、あらかじめ電話がかかってくることを伝えておくのもひとつの手です。
消費者金融が会社名を名乗ることは絶対にありませんので、「クレジットカードを作ったので業者から確認の電話があると思いますが、そのまま不在とお伝えいただいてかまいません」などと派遣会社などに伝えておきましょう。
在籍確認を派遣先・出向先にしてもらうことはできる?
在籍確認は自己申告した勤務先に在籍していることの確認になるので、対応してもらえないこともありますが相談は可能です。
なお、派遣先・出向先で在籍確認をしたい場合も、記入する勤務先は派遣元・契約している会社になり、相談は別途行いましょう。
在籍確認の電話そのものを回避できない?
これも相談次第で対応してもらえる場合があります。
電話ではなく会社名の入った給料明細や、健康保険証を提出することで在籍確認としてもらえる場合があるので相談してみて下さい。
ちなみに、SMBCモビットの「web完結」ならそもそも電話連絡なしです。
国民健康保険の方は、SMBCモビットの「web完結」は利用不可になりますが、社会保険証か組合保険証をお持ちの方はチェックしてみて下さい。
派遣登録さえしておけば審査に通る?
派遣登録をしている「だけ」の状態は、勤続年数に入れても良いのでしょうか。
仮に派遣登録して1年経過しているけど実働歴がまったくない場合、勤続年数は1年ですが年収は0円になります。
これはとても不自然な状態で、「安定した収入がある」とは言えませんので、カードローンの審査はかなり不利になるでしょう。
銀行カードローンは避けた方が良い場合もある
銀行カードローンは消費者金融と比べると審査が厳しいです。審査に通ればまったく問題ないのですが、落ちてしまった場合がやっかいなんです。
カードローンの申し込み履歴は信用情報機関に保有されてしまいます。
なので、審査の厳しい銀行カードローンに挑んで審査落ちしてしまうと「審査に落ちた経験のある人」という情報が信用情報機関に一定期間残ってしまいます。
●信用情報機関の申し込み情報保有期間
信用情報機関名 | 申し込み情報の保有期間 |
CIC:株式会社シー・アイ・シー | 6か月 |
JICC:日本信用情報機構 | 6か月 |
全国銀行個人信用情報センター | 1年 |
銀行カードローンに落ちたからといって、続けて他のカードローンに申し込みをすると、よほどお金に余裕がない人なのかな?と思われて審査がますます不利になってしまいます。
立て続けに申し込みをすると「申し込みブラック」状態にもなりかねません。
既に他社からの借り入れがある方や、派遣登録をしたばかりの方など、審査に悪影響がありそうな条件がある場合は、消費者金融のカードローンを検討してみてください。
借り入れ限度額は低めに設定して
消費者金融や銀行にとって喜ばしいのは、正社員・公務員からの申し込みです。
やはり「安定した収入」という面では、派遣社員・契約社員よりも正社員・公務員の方が確実性が高いですから、これは仕方がありません。
ですので少しでも印象を良くするために、できれば「派遣社員・契約社員」の方は希望限度額は必要な最低の金額にしておきましょう。
消費者金融や銀行も少額の方が貸しやすいですし、計画的な利用ができそうな人というアピールにもつながります。
まとめ:派遣社員・契約社員でもカードローンの利用は可能!
もう1度言いますが、派遣社員・契約社員だからという理由だけで、カードローン審査に落ちてしまうことはありません。
しかし、いくつかの不利な条件が重なると審査落ちすることは、派遣社員・契約社員とか関係なくみんな同じです。
勤務先、勤続年数などの属性はすぐに良くすることができないので、少しでも印象が良くなるように気をつけられるところは徹底的に注意しましょう。
具体的には申し込み内容には絶対に不備がないようにする、本人確認書類が見えやすいようにブレがないように写真を撮るなどです。
とくに派遣社員・契約社員の方は、ちょっと気を付けるだけで間違いを防げるようなところは徹底的に気を付けるようにしましょう。
できれば在籍確認もスムーズにクリアできるように、自分宛に電話がかかってくることをあらかじめ派遣会社、契約会社に伝えておけると良いですね。
その際はカードローンに申し込んだことは伏せて、クレジットカードを作ったことにしておくと、派遣会社・契約会社の印象も悪くなりません。
派遣社員・契約社員だから・・・とマイナスに考えずに、できることをきちんとこなしてカードローンの審査に挑みましょう。
