カードローンは一括・繰り上げ返済で利息を減らす!返済期間が長いと損!

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カードローンは返済期間が長いと損!繰り上げ返済・一括返済で利息を減らすのが大事
繰り上げ返済は本当にやった方が得なのでしょうか。

一括返済ですみやかに完済したらそれ以降の返済がなくなり、毎月1回の返済を繰り返すよりも利息も少なくなり精神的負担も激減しますが、手元からお金がなくなるのは心もとないような気もします。

ここでは、カードローンの返済期間は長い方が良いのか?短い方が良いのか?一括返済(繰り上げ返済)は得なのか?メリット・デメリットや、実際にどれくらい利息が変わるのかシミュレーションして解説しています。

一括返済(繰り上げ返済)をすべきか迷っている方は、ぜひご覧ください。


もくじ

カードローンは金利も大事だけど返済期間も重要!

返済期間には消費者金融や銀行ごとに目安があります。

カードローン 返済期間(回数)
アコム 30万円以下の場合31回、30万円超の場合51~100回
アイフル 最長14年6ヶ月・最大151回
プロミス 最長6年9ヶ月・1~80回
SMBCモビット 最長60回(5年)※合理的な理由があると認められた場合は、最長106回(8年10か月)
レイク 最最長5年・最大60回
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック 1年(原則として審査のうえ自動更新)
三井住友銀行カードローン 5年ごとの自動更新
みずほ銀行カードローン 1年ごとの自動更新

 

消費者金融の返済期間は無理のように長く設定されていますが、銀行は1年と極端に短いところもあります。

銀行カードローンの自動更新は、更新月になったら利用状況を改めて審査して、特に問題がないようだったら自動的に返済期間を更新するというものです。

消費者金融よりも慎重な姿勢が伺えますね。

もちろん滞納が何度もあったり、未払い分があると審査に通らず更新が止まってしまうこともあります。

こうなったら新規の借入ができなくなってしまうので、返済はしっかり行っておきましょう。

返済期間が長く設けられていると毎月の負担が少ないので安心ですが、あまり時間をかけすぎると利息がとても高くなってしまい損をしてしまいます。

最少返済額が少ないほど返済期間は長くなる

約定返済日に「最低限返さないといけない金額」のことを「約定返済額」とか「最少返済額」と言います。

最少返済額は返済方式や限度額・契約内容で変わってくるので、貸金業者ごとに異なります。

以下は大手消費者金融カードローンで10万円を借りた場合の「約定返済額」です。

消費者金融カードローン 最低返済額
レイク 4,000円
アコム 3,000円
アイフル 4,000円
プロミス 4,000円
SMBCモビット 4,000円

 
ただ共通するのが、最少返済額が少なくて毎月の返済日ごとに最少返済額しか返さなかったら返済期間が長引いて「合計利息」も多くなるということ。

逆に、最少返済額が多いか、頑張って最少返済額以上の金額をこまめに返済していれば返済期間は短くなって合計利息も少なくて済みます。

返済期間が違うと合計利息はどのくらい違う?

カードローンの返済期間が違うと合計利息はどのくらい違う?
アコムを例に返済期間と合計利息の違いを見ていきましょう。

仮に30万円を金利18%で1年借りた場合と、5年かけて返済した場合の違いは、

例)1年以内で返済した場合
・返済回数:10回
・毎月の返済額:33,000円
・返済総額:329,141円
例)5年以内で返済した場合
・返済回数:51回
・毎月の返済額:9,000円
・返済総額450,401円

その差はなんと121,260円!

借りた金額も金利も同じなのに返済期間が変わるとここまで利息に差が出てしまうんです。

金利が低い消費者金融を探すことも大事ですが、1日でも早く完済してしまった方が合計利息を抑えることができ、損をしないで済みます。

カードローンは一括返済(繰り上げ返済)できる?

カードローンの返済は残金をまとめて一括返済することも、借入残高の一部を繰り上げ返済することもどちらも可能です。

カードローンの金利は日割りでついていくので、1日でも早く返済した方が合計利息を減らすことができるのですが、実はデメリットもあります。

カードローン 一括返済(繰り上げ返済)のメリット・デメリット

毎月の決められた日にカードローンの返済を行うことを「約定返済」といいます。約定返済と一括返済(繰り上げ返済)のメリットとデメリットを確認しましょう。

約定返済のメリットとデメリット

●メリット
・最低限の金額を返済すれば良いのでお財布に優しい
・返済を口座引き落としにしておけばATMなどに行く手間がない
・返済をコツコツ行っていくことで確実な返済実績を積める

●デメリット
・返済期間が長くなる
・合計利息が多くなる
・返済が長引くと精神的な負担が大きくなる

一括返済(繰り上げ返済)のメリットとデメリット

●メリット
合計利息を減らせる
返済期間が短くなる
精神的な負担が少ない

●デメリット
お財布に余裕がないと厳しい
手持ちの現金が減る不安がある
入金の手間がかかる

カードローンの一括返済(繰り上げ返済)にもデメリットはありますが、利息が少なくて済むというメリットを考えるとぜひ活用したい方法です。

約定返済は毎月必ず行わないといけないので、基本的には約定返済、お金に余裕があるときは繰り上げ返済と組み合わせるとそれぞれのメリットを活かせますね。

カードローンの一括返済(繰り上げ返済)は実際どれくらいお得?

カードローンの一括返済(繰り上げ返済)は実際どれくらいお得?
約定返済だけで完済した場合と繰り上げ返済を行った場合の比較をしてみます。

●金利18.0%で50万円の借り入れで比較
約定返済のみで毎月1万円返済した場合と、毎月1万円+夏・冬のボーナス時に5万円ずつ繰り上げ返済した際の違いはこうなります。

 

約定返済のみ 繰り上げ返済あり
毎月の返済額 10,000円 10,000円
繰り上げ返済額 なし 50,000円/年2回
返済期間と回数 7年10か月・94回 2年10か月・34回
返済合計金額 936,077円 635,699円
合計利息 436,077円 135,699円

 

約定返済のみだと気が遠くなるような期間返済を続けることになりますが、毎月の返済額は1万円という比較的無理のない金額なので、月々の返済負担は少ないです。

ただし、年に2回5万円ずつの繰り上げ返済を行った場合と比較すると、300,378円も多く利息を支払うことになります。

30万円も多く支払っていると考えると、できる範囲で積極的に繰り上げ返済を行っていきたいところですね。

カードローンの一括返済(繰り上げ返済)のやり方

カードローンの一括返済(繰り上げ返済)のやり方
カードローンの一括返済(繰り上げ返済)は、自動契約機(無人契約機)、店頭窓口、提携ATM、ネット振り込みなどで行います。

一部繰り上げ返済、追加返済はいつも利用しているATMやネット振り込みで返済可能なのですが、一括返済場合は消費者金融や銀行によっては事前に電話での問い合わせが必要になることがあります。

利息は日々変わるので、一括返済をする日の借入残高を正確に知るためにも電話で問い合わせた方が良いでしょう。

金融機関別 一括返済の方法

●アコム
アコムATM、提携ATM、店頭窓口、銀行口座からの振り込み、ネット入金で支払い可能です。
⇒アコムの返済方法・月々返済額・返済日(引き落とし日)は?一括返済も可能?

●アイフル
アイフル店舗か銀行振込のみの対応となります。一括返済の予定が立ったらアイフルに電話で連絡をして、返済予定日の一括最終返済金額を確認してください。
⇒アイフルの返済方法や返済額について 返済日は変更可能?

●プロミス
まずはプロミスのフリーコールに電話をして、返済額を確認してください。一括返済はプロミスATM、提携ATM、ネット入金などでできます。
⇒プロミスの返済方法・返済額・返済日は?繰り上げ・一括返済も可能?

●SMBCモビット
借入残金を提携ATMや銀行振込、インターネットなどから、SMBCモビットへ一括で返済(完済)することができます。
⇒SMBCモビットの返済方法・返済額・返済日

●レイク
レイクのWeb返済サービス、SBI新生銀行カードローンATM、銀行振込で全額返済・一括返済することができます。
⇒レイクの返済方法を解説!全額・一括返済もOK

●三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」
三菱UFJ銀行ATMか振り込みで、一括返済したい日に必要金額を入金すればOKです。返済総額は会員ページでも確認可能ですし、三菱UFJ銀行のフリーダイヤルでも教えてもらえます。

●三井住友銀行カードローン
三井住友銀行に電話で返済金額を確認してから銀行振込、ネット入金などで返済します。

●みずほ銀行カードローン
みずほ銀行の店頭で支払いを行います。みずほ銀行の口座がインターネット支店の方は、フリーダイヤルに問い合わせが必要です。

●住信SBIネット銀行カードローン
ウェブサイトかモバイルサイトにログインするとカードローンのページに追加返済画面があるので、そちらから一括返済を行います。住信SBIネット銀行カードローンはATMによる一括返済はできないのでご注意を。

●楽天銀行カードローン
完済金額は楽天銀行のメンバーズデスクウェブサイトで確認できます。入金は振り込みか、ネット入金で行います。

カードローンのATM一括返済 硬貨はどうなる?

借り入れ残高が1,000円未満になったら返済はどうすれば良いのでしょうか?小銭で払う??

実は、1,000円未満の借り入れ残高は、金融機関によって扱いが異なります。

●利息適用外残高になる
硬貨入金対応していないATMで1,000円未満の残高がある借り入れを一括返済する場合、端数を返済できないことになります。

この1,000円未満の借り入れは、返済期日もない、利息もつかない「利息適用外残高」となります。

返済方法は銀行口座からの引き落としや、1,000円未満も入金できるネット入金などで行います。

返済を口座引き落としにしている方はこちらが便利ですね。

●多く支払った分が返金される
端数を支払うために返済必要額以上の金額を振り込んだ場合は、指定の銀行口座に返金があります。

利用している金融機関によって端数の扱いは変わるので、一括返済したいと思ってもどうしたら良いかわからない場合がほとんどだと思います。

カードローンをスッキリ完済するためにも、やはり事前に電話して返済総額と端数の取り扱いを確認した方が良さそうですね。

カードローンの一括返済をしたら解約扱いになるの?

一括返済をしただけでは借りたお金を返しただけにすぎないので、カードローンの解約にはなりません。

●また借り入れをするかもしれない場合は?
また借り入れを行うことが想定できるなら、特に手続きすることはないので、ローンカードは手元に保管しておきましょう。

次にカードローンを利用する際も、特に消費者金融や銀行に連絡する必要はありません。

また、この場合、1度完済しているという大きな返済実績があるので、利用限度額が上がり金利が下がる可能性があります。

ただし、契約状態が続いていると信用情報にその旨の記載が続くので、実際の借り入れはなくてもカードローン利用者ということになります。

住宅ローンなどの審査が厳しいローンで不利になる可能性もありますので予定がある方はカードローンの解約を検討してください。

●もうカードローンは利用しないつもりなら?
もう借り入れをするつもりがないなら、思い切ってカードローンを解約をした方が「つい借りてしまうリスク」を回避することができます。

カードローンを一括返済すると、毎月の返済もゼロになりますし利用限度額にまるごと空きができることになります。

気持ちにも余裕ができるので、せっかく完済したのにまたつい借りてしまうというパターンがとても多いんです。

カードローンごと解約してしまえば、このリスクを減らすことができます。

ただ、解約すると精神的にスッキリできますが、またそのカードローンを利用したいと思ったら再度申し込みをして再審査が必要になることも覚えておいてくださいね。

カードローンの一括返済(繰り上げ返済)は無理のないように

既にカードローンを利用しているなら、1日でも早く完済した方が利息が少なくて済みます。

これはどのカードローンを利用していても共通する繰り上げ返済のメリットです。

ただし、カードローンは約定返済日に最少返済額を返してさえいれば、契約違反になったり催促されるようなことはありません。

仮に最少返済額が毎月3,000円だとしたら、3,000円だけ返していても全く問題はないのです。

繰り上げ返済はメリットがとても大きいので、ぜひ積極的にやっておきたいのですが、今月がんばって繰り上げ返済をしたためにお金がなくなってしまい、来月の約定返済ができなくなってしまったら遅延損害金が発生してしまう可能性もあります。

信用情報に延滞履歴が載ってしまうと1年~5年は消えないので、繰り上げ返済は経済事情をしっかり確認して無理がないようだったら実施しましょう。

⇒指定信用情報機関とは(JICC・CIC・全国銀行信用情報センター)開示方法も解説

また、先月の約定返済日に2か月分の返済をしたとします。

自分では2か月分と考えていたとしても、実際の扱いは「1月分の約定返済+繰り上げ返済」という形になっているので、今月の約定返済日に最少返済額を入金しないと返済されていないということになります。

約定返済と繰り上げ返済は全く別扱いなので、優先すべきは約定返済を延滞しないことです。

できれば繰り上げ返済・一括返済をした方が良いのですが、まずは約定返済、そのうえで余裕があったら繰り上げ返済を積極的に行うようにしましょう。

カードローンの一括返済(繰り上げ返済)をしない方が良いパターン

一括返済(繰り上げ返済)は経済的に苦しいとき、直近で大きなお金が必要になるときにはやるべきではありません。

具体的には

・生活が苦しくて借り入れを行っている場合
・慢性的に家計がギリギリ
・結婚式のご祝儀、旅行など大きめのお金が必要なイベントがある
・お正月、ゴールデンウィークなど季節的なイベントが近い
・転職を控えている
・今月、来月のクレジットカードの支払い金額が大きい
など

こういう時期は約定返済で乗り切って、余裕ができてから一括返済(繰り上げ返済)を検討しましょう。

くれぐれも一括返済・繰り上げ返済をしたために次月の約定返済が滞るようなことがないように返済計画を立てて下さいね。

▼この記事を監修する専門家からのコメント
カードローンは借りやすく、会社によっては即日貸付も受けることが出来ますが最高金利が20%~15%と高いことがデメリットです。

約定返済の場合、高い金利で残高が残ったまま毎月返済することとなり、金利の額が膨らみます。

おまとめローン等で一括借り借り換えを行い、少しでも金利が安いところにまとめて返済するというのもメリットがあります。

また、借入までの手間と時間もかかりますが、各市区町村の社会福祉協議会経由で生活福祉資金を借りることも検討しましょう。

緊急小口資金なら無利子で10万円まで、総合支援資金の一時生活再建費でれば連帯保証人なし、金利1.5%で60万円まで借りることが出来ます。

借入には生活困窮者自立支援事業による自立支援事業の利用が条件になります。上手に活用して生活再建に役立てましょう。

▼プロフィール
社会保険労務士法人岡佳伸事務所代表 特定社会保険労務士 岡 佳伸
この記事の監修者「社会保険労務士法人岡佳伸事務所代表 特定社会保険労務士 岡佳伸」
グッドウイル、カヤバなどで人事労務を担当した後に、厚生労働事務官(ハローワーク勤務)雇用保険業務に携わる。現在は開業社会保険労務士として活躍。各種講演会講師及び新聞、週刊誌等に取材記事掲載、NHKあさイチTVスタジオ出演。特定社会保険労務士、キャリアコンサルタント、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、消費生活アドバイザー。


 
 
表はスライドしてご覧いただけます
大手
1位
2位
3位
4位
5位
実質年率 4.5%~17.8%
※大手で1番低金利
3.0%~18.0% 3.0%~18.0% 3.0%~18.0% 4.5%~18.0%
審査時間 最短3分※1
業界TOPレベル
最短18分※1 最短20分※1 最短30分※1 Webで最短15秒※1
融資時間 最短3分※1
業界TOPレベル
最短18分※1 最短20分※1 最短60分※1 Webで最短25分※1
無利息期間 最長30日間※3 最長30日間※3 最長30日間※3 なし 最長180日間※3
職場への電話連絡 ”原則”ナシ 原則ナシ
電話を避けたい方
はココ
”原則”ナシ※2 ”原則”ナシ ”原則”ナシ
郵便物なしに設定
WEB完結
カードレス取引
コンビニATMの利用
詳細

※1.申込の曜日、時間帯によって希望に添えない場合あり(翌日以降の取り扱いになる場合があり)
※2.原則、在籍確認なし ※原則、電話での確認はせず書面や申告内容での確認を実施
※3.各社無利息期間は、はじめての方が対象です。

 
     

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